人と人、地域と地域、素材と素材。出逢いは創造を生み、限りないつながりを育んで、刺激と安らぎの場を与えてくれます。
おかげさまで、こだわっていた土地に根を張って30年以上になりますが、 この気候風土の中で育った素材や文化に触発されて、たくさんの料理が生まれ、楽しんでいただくことができました。 何かとの比較ではなく、ただ純粋にそれがおいしい、それが好き、それだけの思いで仲間たちと慈しむものがあってもいい。 割り切れないものの存在もまた、人生を楽しくしてくれる。そんな想いで新たな皿に向うと、夢は無限にふくらみます。
一方で、次世代の食環境のために、地方の食文化のために何ができるか、月日を重ねるほどに考えるようにもなりました。
さらなる出逢いと創造を求めて、これからも前進していきます。
今後共変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
大学卒業後、渡欧。ドイツ、スイス、フランスのホテル、レストランで修行。フランス料理界の重鎮、故アラン・シャペルに日本人として初めて師事。帰国後、 1981年、宇都宮にてレストラン「オーベルジュ」を開店。
フランス料理店のほか、レストラン・バー、デリカショップなどを経営。
そのほか、親と子の料理教室や高校で料理を教えるなど"子供達の食"をテーマにした活動や、地場の産物を使った料理の開発、県の農政委員を務めるなど、地域の食環境のためにも活動。